志望理由の重要性
就活を行う際には、必ず面接で志望動機を聞かれることになりますが、企業側はどこを見て判断し、何を重要としているのかを知っておくことが大切になります。
まずは、当然のことながら、どれほど熱意を持って応募しているか見極める為の判断材料にしているということです。
会社側は、能力が備わっていて、仕事への熱意も感じられる人材を欲しがっていますので、その志望度が高い人かどうか、会社への、または仕事への熱意の有無を問うのです。
熱意がある人の場合は、入社後も仕事に対する熱意が持続できますので、活躍してくれるだろうという期待をしていることになります。
面接の時に、志望動機を聞くことで、ある程度の会社への熱意の有無を判断することはできます。
その度合いを確認する為に、面接官は志望動機を必ず聞くのであり、それを応募側も意識しておくことが大切です。
または、応募者がやりたい仕事と、会社の目指す方向が同じかどうかの確認の意味でも志望動機を質問されている可能性があります。
応募者が思うこの会社でやりたい事、できる事が、会社側の方針がずれていないかの確認です。
例えば、語学が堪能で、海外に出てバリバリ働きたいという人が、日本市場をターゲットに絞っている会社に入った場合はどちらも得をしない人事となってしまうのです。
応募者側が企業のことを理解しているかの判断にもなりますので、その確認であるとも言えます。
さらに、志望動機によって、応募者の人柄を知ろうという意図がある場合も可能性として高いです。
例えば、安定した業種だからと答える人と、生き生きと働けそうな職場だからと答える人では人柄が異なります。
このように、面接の時には様々なことを判断する為に、志望動機の質問を行っているのです。
志望動機の答え方のポイント
効果的に会社に志望動機を伝えたい場合には、「ビジョン」について考えてみるとわかりやすくなります。
例えば、こういうことをしたいから御社にした、というビジョンをまず伝えてから、そのビジョンを持つ理由につなげていくのです。
なぜこれをしたいのかというと、こういうことを経験したからだ、という形になります。
そして御社はこういう点に力を注いでいますので、私のしたいことと一致しており、よりがんばれると考えた為、という流れで伝えるのがビジョン型です。
このようなビジョンがあり、御社でならそれが実現する、という構成になっていることがわかります。
志望動機の答える時の注意点
志望動機の大事なことは、人と被らないような根拠を肉付けする時に注意することです。
また、将来へのビジョンはできるだけ具体的なものがお勧めで、ありきたりな動機は避けるようにすることが最も重要です。