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圧迫面接を乗り切るための対処法

圧迫面接を実施する理由

採用試験を受ける際に、面接官がわざと威圧的な態度をとって、面接する人に対して嫌味なことは、答えに詰まってしまう質問ばかりをする面接を圧迫面接といいます。
答えが出ないことをわかった上でそのような面接を行う意味がわからないと困惑する人もいるかもしれませんが、この圧迫面接にはきちんとした理由があります。
その理由とは、応募してきた人に対して、ストレス耐性、および臨機応変に対応できる能力があるかどうかについて判断するために行われるのです。
ビジネスの現場では、顧客やクライアントからの理不尽なクレームや要望に対応することも多々あります。

また、ノルマに対するプレッシャーや、職場での人間関係によるストレスも受ける可能性がおおいに考えられることです。
そのような状況に立たされたとしても、その場に応じた適切な対応をして困難を脱し、自ら適応できる実力があるかどうかを判断しているのです。
それを短い面接時間に行う為に、圧迫面接によって想定外の質問を投げかけ、態度や表情、切り返す方法等を確認しています。
具体的な圧迫面接について、よくある例としては、なにかにつけて否定的な言葉だけが返ってくる場合や、他にはないのかと、かなりしつこく迫ってくる場合等が考えられます。

または、逆のパターンで、ふーん、と全く応募者に興味がないような素振りを終始行う場合です。
あくびや頬杖等もこのパターンとなり、気のないリアクションで応募者の不安を煽り、態度を見ていると考えられます。
さらには、面接中に面接官が携帯やスマホをいじる等もあえて圧迫面接をしている可能性が高いです。

圧迫面接の対処法

圧迫面接において、特に行う事前準備はありませんので、心構えとしては、平常心を保って対応することになります。
落ち着いて笑顔で対応することを忘れずにいることを押さえていれば、圧迫面接についてそれほど悩む必要はないのです。
圧迫面接を受けた場合に避けなければいけない行為は、イライラしてしまってそれが態度に出てしまうことです。
あるいは、圧迫面接をされて回答できなくなって焦ってしまい、沈黙に陥ることは絶対にしないように意識しておくことが重要なポイントになります。

面接官はわざとそのように困らせていますので、その質問の上辺だけをみて、発言に食いついたり、反論することは相手の思うツボですので、冷静に相手の言葉を分析します。
上記のような態度をとるということは、応募者に感情のコントロールが下手、プレッシャーに脆いと受け取られる可能性があります。
圧迫面接で大事なことは、自分の表情や態度から、一切のマイナスの雰囲気を出さないことです。
威圧的な態度や意味のわからない質問は、あえて行っているんだと考えられる冷静さを保つことがポイントとなります。